ジャズ系のウォーキングベースラインで、こんな時どう動くかのコーナーです。
以下のようなベースラインのときどんなふうに動くかご質問を受けました。
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こんな時どう動く?
「All the things you are」の後半のAメロ5小節目、6小節目などでもこういった進行がでてきますが、まんま弾くとこんな感じにしてしまいがちにならないでしょうか。
悪くないと思いますが、いまいち「流れている感じ」出にくいかなと思います。運指も、なんか満足感が得られない感じですし、とくに2小節目の第二音目と第三音目の距離が遠いですよね。
そんな時、こんな風に弾いてます。
こんな風に弾いてます
前後のコードから弾き比べてみてください。
ポイント1・5度のポジション
D♭の5度であるA♭のポジションを2弦でなく1弦におきました。
5度って、普通に考えると、以下の場所が連想されると思いますが、他の場所にもあります。
↓これも5度です
少し視点を変えてあげるだけで、アプローチの幅が広がることもあります。
ポイント2・2小節目の開始の音のポジション
コードトーンを中心に弾き、更にD♭m7の小節ではルートのD♭でなく短3度のE(F♭)の音から始めています。
ただ、この後にコードトーンである
D♭(ルート) →C(7度)→A♭(5度)という、コードトーンでの流れを作っているので、コード感は損なっていません。
要するに、ルートから始めていないけど、変な感じしてないよね。って事です。
頭をルートからはじめないウォーキングラインのアプローチもワザとしてありますが、
頭をルートにしない場合、その後の使用音をコードトーンにしてあげると、コード感の損なわれないラインを保ちやすいです。
他の楽曲のコード進行での例
たとえば、他のキーにすると
Cm7→F7の進行(「枯葉」など)
B♭△7→D7→E♭△7→G7の進行 (「いつか王子様が」など)
ちょっと高度なテクニックですが、ラインの作成にご参考いただければ幸いです。
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【編集後記】
タバコを31歳のときやめて5年くらい経つんですけど、未だにタバコを吸う夢を見ます。
タバコを吸って、「はー吸っちゃった!」って思って、目を覚ますんですね。
タバコは10年以上吸ってたから、いまだに潜在意識に残ってるんですかね~。
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