ご質問をいただきました。

メジャーダイアトニックコードの理論で考えるとキーFのダイアトニックコードは
F△7 Gm7 Am7 B♭△7 C7 Dm7 Em7♭5
だから、最初のコードってF7じゃなくてF△7なんじゃないですか?
ってご質問です。
つまり、こうではなく↓
こっちのほうが正しいんじゃないの?↓
っていう疑問です。
お答えしたいと思います。
このページの目次
F△7とF7は全く別物です
この時の考え方ですが、F△7とF7はまったく別物です。
C△とCmって違いますよね?それと同じくらい別物です。
1小節目のF7は、F△7の形がなんらかの形でF7に変化したとかそういうものでなく、
ダイアトニックコードではないコード、ノンダイアトニックコードと考えてください。
6小節目のBdim7とか、8小節目のD7とかもノンダイアトニックコードです。それらと同じです。
ベース単体で考えると少しわかりにくいかも知れないので、ピアノの和音と響きを聴いてみてください。
例1
例2
なんとなく違い感じるでしょうか。
”ブルージーな響き”に注目
F△7 をコードトーン4和音で考えると、 F A C E
F7 をコードトーン4和音で考えると、 F A C E♭
例2の響きの方がいわゆる「ブルージー」になるから、ここはあえて7度をメジャーにしない、マイナーセブンスコードにしている
と考えます。

ブルースがマイナーペンタ1発でなんとなくアドリブが”ぽく聴こえる”理由も、マイナーセブンを用いているからっていうところが大きく関連しています。
ということで、
調合上、♭(フラット)ひとつならあくまでFのキーで、譜面上F△7のコードが書いてあれば自然に見えるかも知れないですが、ブルースでは響きを重要視し、ダイアトニックコードとは全く別物のコードを載せている
という結論になります。
ご参考になれば幸いです。
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【編集後記】
2週間前に植えたパクチーの芽が出てきました^^
パクチー栽培は昨年失敗したので今年はうまくいくといーなー。
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