本記事は、オンラインベーススクール、Line on Bass代表の星野徹(bassist_toru)が、クセでハンマリングしちゃっていませんか?というテーマでお届けします。
譜面にないハンマリング
先日、レッスンの添削でこんな場面がありました。
例えば、こちらのフレーズです。

F7の1拍目、G# → A と動くところ。
G弦の1フレットから2フレットへ、隣のフレットに上がるだけなので、ここをハンマリングでつないで弾いてしまう方がけっこういらっしゃいます。
でも、譜面にはハンマリングの記号は書いていません。
なので、ここはAの音(1拍目の裏)もしっかりピッキングして、実音で弾いてあげるといいです。
実は、こういったケースはとても多いです。本人は意識していなくても、手が勝手にハンマリングでつないでしまう。いわゆる「クセ」になっている状態です。
ハンマリング自体は悪くない
誤解のないようにお伝えしておくと、ハンマリングで弾くアプローチ自体は全然ありです。特にソロフレーズの演奏ではよく使います。
大事なのは、実音で弾くのか、ニュアンスをつけるのかを、自分で選んで弾けているかどうかです。
クセで全部つながってしまうと、
・音の粒がそろわない
・タイミングがぼやける
・フレーズのメリハリがなくなる
と、演奏全体がなんとなくぼんやりした印象になってしまいます。
まずは記号どおりに弾く
そこでお伝えしているのが、記号がないところはハンマリングをせず、1音1音、実音で弾くということです。
譜面では、ハンマリングするところに「H」の記号がついています。
もし、さきほどのフレーズをハンマリングで弾く場合は、こんなふうに書かれます。

G#とAのあいだに「H」がついていますよね。この記号があってはじめてハンマリングで弾きます。
記号がないときは、G#もAもそれぞれピッキングしてはっきり鳴らします。
この区別ができるようになると、いざ自分でニュアンスをつけたいときに、狙ったところで効果的に使えるようになります。
ご自身の演奏もチェックしてみてください
ぜひ一度、ご自身の演奏を録音して聴き返し、譜面にないところでハンマリングしていないかチェックしてみてください。
特に、同じ弦の上で隣のフレットや2〜3フレット離れた音へ動くところは要注意です。
自分ではピッキングしているつもりでも、録音で聴くとつながっていることがよくあります。
「わざと」なのか「クセ」なのか。ここを自分でコントロールできるようになると、1つ1つの音がより立体的になって、フレーズの表現にも説得力が出てきますよ。
タブ譜との付き合い方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
ベースのタブ譜は見てもいい?タブ譜を使うときに意識したいこと
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