ウォーキングベースで気をつけたい「半音経過音」の使い方

本記事は、オンラインベーススクール、Line on Bass代表の星野徹(@jazzbassisttoru)が

ウォーキングベースを演奏するときに重要な「半音経過音(アプローチノート)」の使い方について解説した記事になります。

半音経過音とは?

半音経過音とは、以下のように次の小節のコードのルートに対して「半音下」もしくは「半音上」から近づいていく音のことです。

うまく使うことで、ベースラインに滑らかで流れのあるサウンドを作り出すことができます。ウォーキングベース特有の“前に進む感じ”や“ジャズらしい動き”は、この半音経過音の使い方で大きく変わります。

よくある間違い

同じコードが2小節続いている場合にも半音経過音を入れてしまうケースがよく見られます。たとえば、Cコードが2小節続くときに、1小節目の最後で「B(半音下)」を弾くパターンです。

一見すると「次の小節に向かって半音でアプローチしている」ように思えますが、次のコードは同じCなので目的感が弱く、結果的にただ1音下がっただけに聞こえてしまい、流れが止まる印象になります。

効果的な使い方

半音経過音は、コードチェンジを伴う場面でこそ本領を発揮します。たとえば、C → B♭ という進行がある場合、「C → B → B♭」と弾くことで、次のコードへ自然に導くような流れが生まれます。

次のコードへ向かう意識を持って使うと、ライン全体がスムーズで説得力のあるものになります。

まとめ

半音経過音は、使う場所と目的を意識するだけでサウンドが大きく変わる要素です。“なんとなく入れる”のではなく、“どのコードへ向かっているのか”を考えて使うことが大切です。ウォーキングベースをより自然に、よりジャズらしく聴かせたい方は、ぜひこのポイントを意識してみてください。

半音経過音やアプローチノートについては、Youtubeでも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。

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最後までお読みいただきありがとうございます。

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