本記事は、オンラインベーススクール、Line on Bass代表の星野徹(@jazzbassisttoru)が
セッションでよく演奏される「イパネマの娘」のコード進行上で、ベースでアドリブを1コーラス弾いてみたという解説になります。
で、アドリブ動画検索すると、めちゃくちゃ早弾きとかハイフレとか、すんごい人沢山いらっしゃるんですけど、すごすぎて真似できないっていうの多いと思っておりまして。。。
今回はわりと歴が浅い人でもコピーしやすいように、あまり難しいアプローチをしない感じで弾いてみました。
このページの目次
イパネマの娘のコード進行でベースのアドリブ
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全体的に意識したこと
A A B Aの進行の中で、全体的に起承転結をイメージしました。
序盤は音使い少なめ、中盤にいくにつれ8分音符の連続を増やし、ラストのAで最高音に達するという流れをイメージしています。
その他、意識したことを書いていきます。
コードトーンでリズムを統一したアプローチ(セクションA・9-12小節目/セクションB・1-4小節目など)
こちらはセクションAの9-12小節目ですが、9小節目と10小節目、11小節目と12小節目のリズムパターンはいっしょです。
音使いだけ変わっているのですが、それぞれのコードのコードトーンです。
ときどき16分音符を入れてスピード感(セクションA・5小節目/セクションB・5小節目など)
アドリブソロをやるとき、四分音符と八分音符ばかりになりがちです。
なので、意識的に16分音符も全体的にいれています。スピード感が出ますね。
テンションノートを多様したアプローチ(セクションA’・1-4小節目)
この楽曲は主旋律にテンションノートがよく使われています。
Aセクションの最初のメロディであれば、F△7のコードに対し、G(9)E(7) E(7) D(7)というメロディがのってて、
こういうところがこの楽曲の不思議な感じを演出していると考えます。
ラストのセクションA’でのテンションを使った例です。
各小節ごとに字幕解説しておりますので、もしいいなと思ってくれるポイントがありましたら、抜き出してコピーしてみていただけたらと思います。
更に、それでもそれでも、アドリブの組み立て方がわからなかったら…
お読みいただきありがとうございます!ここまでお読みいただいたあなたは、とてもJAZZに興味を持たれている方だと思います。
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