ベースアドリブソロ解説シリーズ

テンションノート・フラットナインス(♭9th)を使ってみよう(ベースアドリブ解説#9)

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ベースソロ,アドリブ解説シリーズ 本日第9回目。

ブログと動画で発信していきます。

動画はこのページの下部。毎週日曜日朝10時に放送しています。

ぜひ動画と一緒にご購読頂けると、ご理解も深まると思います^^

今回は、ベースのアドリブ演奏で使える、小ワザ、「♭9(フラットナインス)」の使いかたをお伝えします。

 

本記事の内容

本記事は、これまで都内で500本以上のジャムセッションの伴奏を経験し(推定)都内で現役のジャズベース奏者、指導者として活動する星野徹が

・アドリブのソロの組み立てがわからない方
・新しいアドリブソロのアイディアを取り入れたい方
・フレーズがなんかジャズっぽくならないと思っている方
・「オルタード」とか「コンディミ」とか、ベースでどう使うの?と思われている方

に向けた記事になります。

まず聴いてみてください。

♭9thを使ったフレーズ一例

例1

♭9thを使ってない例

 

♭9thを使った例

 

 

 

前者と後者、一音変えただけなのになんか違う感じしませんか?

前者でも全然悪くないですが、後者の方が、ちょっと“クセ”のある感じがします。

もうひとつ例を挙げます。

2

♭9thを使ってない例

♭9thを使った例

 

1と同じように一音変えただけですが、独特のクセが後者にある感じがします。

両方の例で、♭9の音を使っているからです。

 ♭9thとは、かんたんにいうと、指板上で、コードのルートの隣の音です。

1ならGに対してA♭が♭9th

 

2ならB♭に対してBが♭9th

です。

星野
ポイント
ドミナントコードで♭9thの音を入れると、サウンドにジャズっぽさを取り入れやすく、かつベースの指板でも弾きやすい便利な音なんです。

テンションノートとドミナント・モーション

ジャズでは、セブンスコードがドミナントモーションする際に、♭9thをはじめとするテンションノートをよく使います。

この「テンションノート」と「ドミナントモーション」について説明します。

テンションノートと♭9th

コードは、スケールを一個飛ばしに堆積したものですが、1オクターブ以上の堆積をする例もあり、これらをテンションノートといいます。

で、この9番目の音(ここでは9thと書かれたD)を♭させたものが♭9thです。

この表例ではCの音に対しD♭が♭9thになります。

ただ、毎回こんなふうに読んでいくのも大変なので

2度のこと、指板でいう隣の音を♭9thと表記することが多いです。

悩めるベーシスト
こんな解釈でいいですか?

 

大丈夫です!
星野

ドミナントモーションとは?

ツーファイブワン進行の際の、ドミナントのコードからトニックへ進行すると動きのことを、「ドミナント・モーション」言います。

G7からC△7へのドミナント・モーション

 

C7からF△7へのドミナント・モーション

 

ジャズでは、ここで強い緊張感を持たせる為にテンションノートが使われることが多いです。

テンションノートがよく使われるスケールとして、

オルタードスケール

コンディミスケール

ハーモニックマイナーフィフスビロウスケール

などがありますが、

これらのいずれのスケールでも♭9thの音が使われています。

悩めるベーシスト
いきなりこれらのスケールを使いこなせる自信がありません。。。

ですよねw

なので、まずは指板上でも使いやすい、ピンクのマルをつけた♭9thの音をドミナントセブンスのコード進行上で使うことをお勧めしています。

星野

9thをアドリブで使いこなすコツ

9thをアドリブで使いこなすためには、♭9thの音を手グセにすることが大切です。

そのため、ソロ以外のとき、つまり、伴奏しているウォーキングベースをしているときに取り入れてみるといいです。

 

こんなふうに、ウォーキングベースでもドミナント進行する際に♭9thの音は使いやすいです。

9thの音も耳に馴染んできますので、オススメです。

ということで、ベースのアドリブ演奏で使える、小ワザ、「♭9(フラットナインス)」の使いかたについての説明でした。

以下、ベースアドリブ解説講座のまとめになります。重ねてご参照頂ければ幸いです。

この記事に関する動画

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