本記事は、オンラインベーススクール、Line on Bass代表の星野徹(bassist_toru)が
ウォーキングベースがしっくりこない原因は「次のコードのルートを先取りしている」かもしれません
という内容でお届けするコラムです。
・ウォーキングベースを独学で取り組んでいるけど、しっくりくる感じに仕上がらない方
・コードトーンはわかるけど、応用の仕方がわからない方
・ジャズらしい滑らかなベースラインの繋がりを弾けるようになりたい方
という方には、ぜひ参考にしていただきたい内容です。
このページの目次
Fブルースのコード進行より
今回はレッスンで実際にご指摘させていただいた内容で、受講生さんが作成されたFブルースの1〜4小節目のベースラインを例にします。
ぜひ、ベースをお持ちになって、動き方を確認してみて下さい。
受講生さんの作成例
以下のようなベースラインです。コードトーンを中心に、うまく音選びができている印象です。
ただ、理論的には間違っていないのですが、
2小節目(B♭7)の4音目に注目です。この4音目がF音になっていますね。
F音自体はB♭7のコードトーン(5度)なので、もちろん使用しても間違いではありません。
ただ、この次の3小節目はF7のコードですので、2小節目の4拍目で、次のコードであるF7のルート音を1拍早く弾いてしまっているように聴こえなくもないです。
なので、このような動きをすると、伴奏している他の楽器の演奏者からすると、
「もうコードがF7に変わったのかな?」
と感じさせてしまう可能性があります。
そこで、今回は4音目を別の音に変更するよう提案しました。
訂正案
例1
次のF7のルートであるFに対して、半音下のE音から繋げる方法です。
このようにすると、EからFへの半音進行によって自然な流れが生まれ、次の小節へスムーズにつなげることができます。これは、ウォーキングベースでよくやる半音経過音のアプローチです。
例2
同じように半音経過音、今度はF7のルートであるFに対して、半音上のG♭音から繋げる方法です。
流れ的にもサウンド的にも、こちら2つの例のほうがいいと思います。
このように、ウォーキングベースでは、1つ1つの音が理論上正しいかどうかだけではなく、前後の流れの中でどう聴こえるかを考えることが重要です。
独学の場合、コードトーンやスケールの知識は身についていても、このような「流れの違和感」に気づきにくいことがあります。
もし自分で作成したベースラインが、何となくしっくりこない場合は、今回の例も参考に見直してみてください。
ベースラインがしっくりこない時に見直したい5つのポイント
最後に動画の紹介です。
「コードトーンやスケールを使っているのに、ウォーキングベースがはまっている気がしない」
「独学でウォーキングベースを学習しているけれど、うまく組み立てられない」
という方に向けて、ベースラインを作成する際に見直したい5つのポイントをまとめた動画を作成しています。
ぜひ、こちらの動画でも日々の練習に役立てていただければと思います。
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