「遅いテンポから練習した方がいい」という指導を受けたり、記事を読んだことがあるのではないでしょうか。
なぜそういわれているかについて、考察しました。
このページの目次
遅いテンポから練習した方がいいといわれている理由
リズムトレーニングです。
メトロノーム一発に対して、以下のように均等に4分音符や8分音符、3連、16分などを入れていく練習をよく提案します。
・サスティーン(音の伸び)
・アタック(ピッキング)
・ダイナミクス(強弱)
を一定にする必要があります。
この時、次の3種類のテンポで聴いてみてください。
・テンポ30
・テンポ60
・テンポ120
ゆっくりのテンポであるほど、難しいと思いませんか。
なぜゆっくりのテンポであるほど難しいのか
メトロノームの一発の感覚が長いからです。
テンポ120であれば、メトロノーム一発目の音から次の音までのテンポが0.5秒なのですが、テンポ60であれば1秒、テンポ30なら次の音符まで2秒もあります。
2秒という長い時間を、同じ音の長さ、強弱、アタックで弾くことは、結構難しいです。対して、0.5秒感覚であれば、ごまかしがききます。
早いテンポほど、ごまかしがききます。
遅いテンポほど、ごまかしがきかないです。
それゆえ、遅いテンポでの練習が必要と考えています。
私の每日の練習も、ライブの課題曲で速い曲があったら、その曲のテンポに合わせて弾けるように速いテンポで練習することがありますが、基本はスローテンポからの基礎練習が多いです。
バンドメンバーにリズムが悪いといわれたら、遅いテンポから見直してみよう
ジャズでもロックでもポップスでも、もしメンバーにリズムが悪いといわれたらベースラインを遅いテンポから見直してみましょう。
たとえばこういう単調なラインがあったとしても
遅くしてみると音の粒がバラバラだったり、
音の伸ばしがバラバラだったりすることが考えられます。
遅いテンポの精度を高めることが、速いテンポになったときの”良いベースライン”に繋がると考えています。
↑理想は音の粒も大きさも同じ、こんな感じ。
って自分にも言ってます。
そんなわけで、練習するぞー!
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【編集後記】
映画、デイ・アフター・トゥモローを見ました。ニューヨークが氷河期になっちゃう映画です。
日本の近未来に見えちゃったり、3.11の時こんな感じだったのかなあって思うと、結構凹みました。
本は結構読むんだけど、映画ってほっとんど見ないんですよねー。けど、見たら見たで、やっぱ楽しいですね。
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