ウッドベースレッスンシリーズ、本日7回目。
ブログと動画で発信していきます。動画は記事の下のほうにあります。
レッスン第7回目はウッドベースでジャズの名曲、「枯葉」のテーマを弾いてみます。
以前の内容は以下をご参照下さい。
ブログ
https://basslesson.toruhoshino.com/category/%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9/
動画
本記事の内容
本記事は、都内でウッドベース奏者、指導者として活動する星野徹が
・はじめてウッドベースを持つ方
・これからウッドベースをはじめる方
・ウッドベースの構えを見直したいという方
に向けた記事になります。
※ウッドベース指導には流派や出身学校などによってレクチャーの方法が異なりますので
あくまでご参照にという形で本記事内容を捉えて頂ければ幸いです。
今回は、ウッドベースでジャズのウォーキングベースラインを弾いてみたいと思います。
このページの目次
ウッドベースで枯葉
まず、弾いてみます。
運指がポイントの曲です!
このメロディの運指は初心者の方には難しいです。
なぜかというと、G弦のE♭やFの音が出てくるからです。
エレベでいうと、8フレや10フレの位置ですね。
ここらの音程をバッチリ出さなきゃいけなくて大変なのですが、少しでもやりやすい運指のやりかたをお話ししていきます。
今回はタブつきの譜面に指番号も書きましたので、是非譜面ダウンロードして使ってください。
譜面ダウンロードはこちら
枯葉譜面
運指のポイント
運指のパターンはいくつもありますが、開放をできるだけ絡め、初心者の方が動きやすいような運指を考えてみました。
一小節目
・一音目
開放のGです。
・二音目
2の指でD弦のAを弾きます。
このとき、
A弦の開放を鳴らして、オクターブ上のD弦のAの位置を確かめておく
こうしておくと、最初の2音はすんなり弾けます。
・三音目
三音目D弦B♭は、4の指で押弦します。D弦のAは2の指で押弦しているので、そのまま小指を押弦します。
四音目は、そのポジションのまま4の指で押弦してたD弦のB♭をG弦へ移動します。
二小節目
・一音目
一音目Fは、一小節目のE♭の音のポジションを把握したまま、A弦に小指で縦移動します。そうすると、そこがFになります。
・二音目
二音目は開放を使います。D弦G音を使ってもいいのですが4の指から1の指へかなり開きが必要なので、開放を使いました。
このとき、まだ一音目のFの音を弾いた小指を浮かせすぎないようにしといてください。
・三音目
三音目目はまたAの音を2の指で弾きますが、このとき2音目のFの音を浮かせすぎないようにしたことで、ポジションが保たれてます。
Aの音は、Fから見て半音下のD線の位置です。専門的にいうと長三度(メジャー3度)の位置ですが、
一音目のFの音を弾いた後も手の形をキープすることで、Aのポジション感覚も維持することができます。
で、D弦Aの音で2の指の位置をキープしたまま、指を縦、G弦側にずらし、3小節目の第一音目、Dの音を鳴らします。
こんな流れで、指番号を見ながらポジションを確認していただければと思います。
ハイフレに挑戦!G弦のFを弾いてみよう!
この楽曲の最高音は、Bメロ6小節目、Fの音です。
ここを狙い撃ちすることはかんたんではありませんが、考え方としては、ネックととボディの接合部の部分を見ましょう。
ここが、だいたいFの音。
で、G弦Fの位置に4の指を置くと、全音下にE♭の位置、縦の位置にオクターブ下のFの音がきます。
ベースのメーカーによっても誤差がありますが、だいたいこの継ぎ目がエレベータでいう10フレット、上からF、C、G、Dの位置になるので目安とするといいでしょう。
伴奏音源と譜面
今回も、音程確認用の音源と譜面を作成しました。
ダウンロードして使ってください。
また、伴奏音源にはジャズミュージシャンの練習必須アプリ、i real proを使うと効果的です。
こちら有料ではありますが、テンポやキーチェンジ、ドラムやベースのマイナスワン再生もワンタップでできるので、是非お試し下さい(^^)
この記事のレッスン動画
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【編集後記】
伊藤英明主演の映画、悪の教典を見ました。ジャズスタンダードの「Mac the knife」がテーマで使われていたので。
あまりにも血が多い映画で貧血になりかけました笑
最後にオンラインベース教室から一つお知らせです