小節目の第1音目にルートを外したアプローチの考え方

本記事は、オンラインベーススクール、Line on Bass代表の星野徹(bassist_toru)がお届けするコラムです。

今日は、

小節目の第1音目にルートを外したアプローチの考え方という内容です。

✅️ウォーキングベースラインの組み立て方がマンネリしている

✅️ワンラック上のかっこいいウォーキングベースラインを組み立てたい

✅️理論で学んだことを自分のベースラインに落とし込みたい

という方にはお役立ていただける内容だと思います。

小節目の第1音目にルートを外したアプローチの考え方

ウォーキングベースの小節の第1音目で、ルートを外したアプローチをやってみたい!とか、

そうしたアプローチに憧れるといった方は多いです。

こうしたアプローチです。2小節目。コードはCなのに赤丸の小節の第一音目はルートではありませんね。

基本的に、コードの最初の音はルート音が望ましいです。

その前提で、第1音目のルートを外したアプローチをさらっと決められると、組み立て方次第ではおしゃれでメロディアスなベースラインになります。

とくに譜例のような。コードの3度の音はルートを外したアプローチをする際に、バッキングに馴染んで聞こえやすい音です。

ただ、そうしたアプローチをする上で、注意点が一つあって、

主旋律での演奏、すなわち”テーマ”の演奏の時はルートを外さないケースが有効なケースが多いです。

その理由は、テーマはコードのルートを想定して作られていることが多いからです。

 

テーマはコードのルートを想定して作られていることが多い

例えば、以下。

Fly Me to the Moonという曲のコード進行例ですが、この曲は主旋律の3度が小節の第一音目になっている箇所が多いです。

ここで、「ルートを外してしまおう!」

と、たとえば小節の第1音目を3度にしたようなベースラインにしてしまうとと、3度同士がぶつかってうまくハーモニーしないことがあるので、かっこよく聴こえないケースがあります。

例1.小節の第一音目を全て3度を弾いた例

 

全て小節の第1音目を3度にしたベースラインです。

変ではないとは思いますが、こうするのであれば 以下のようなアプローチの方が合うと思います。

 

例2.小節の第一音目を全てルート音を弾いた例

素直に第一音目をルートにしてみました。例1と比較するとこちらの方が馴染んでいる感じがしませんか?

結論

主旋律はルートを第一音目に外さずに、アドリブタイムになったらでは流れによって小節の第一音目にルートを外したアプローチをやってみる

といいと思います。

もちろん、例外もたくさんあります。

ただ、こうした考え方が、小節の第一音目にルートを外したアプローチをするうえでの一つの考えのヒントとなれば幸いです。

こうしたアイディアは YouTube の動画でも解説していますので、是非 重ねて参考にしていただければ幸いです。

関連動画

各小節の第1音目であえてルートを弾かない「ルート外しのテクニック」について、巨匠ベーシストたちの名演を参考に解説した動画です。

ベースラインのマンネリを打破し、より自由でジャズらしいアプローチを身につけるためのヒントが詰まっています。ぜひ、これまでの内容と重ねてご参照いただければ幸いです。

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3日目・コードとルートについて
4日目・コードと5度について
5日目・コードと半音経過音について
6日目・コードと3度について
7日目・ルート、3度、5度、経過音でベースラインを組み立てる
8日目・ウォーキングベース解説まとめ

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