こんにちは。
ベース講師の星野徹(@jazzbassisttoru)です。
本記事は、
という方向けに書かせていただいてます。
「MCが苦手」という方も、やらなければならない場面は数多くあると思います。
折角お客様に見て頂いているので、やっぱりMCも含め、楽しいものにしたいですよね。
著者も実際現役でライブ活動をしてMCもやっています。
長年こうした活動をしてきた経験から、心掛けていることを5つお伝えします。
このページの目次
言うことを全部決めない
「本日は、ご来場頂き誠にありがとうございました。沢山の皆様に見て頂けて、今日この日まで練習してきた甲斐がありました。次の曲は◯◯という曲で…」
と、いうことを全て結婚式の司会者のマニュアルのように決めていたら面白みがありません。
ただ、ある程度要点はまとめて、メモを譜面台の上に置いておく、というのは、慣れるまではやっていました。
■2曲目 Don`t explain
デュークエリントンの曲。エリントンと故郷の新潟はゆかりがある。←新潟出身の人居るか挙手で聞いてみる。
■次の曲の紹介 、エピソード、出来た年
■3曲目 オリジナル
オリジナルのメロディがふってきた場所やその時の心境を伝える。
■4曲目 オングリーンドルフィンストリート
4曲目の昔ライブでやったエピソードを伝える。
ウケ、笑いを取ることを狙わない
MCに自信が無ければウケを狙わないべきです。
ウケを狙って失笑すら無かった時の「どうしよう」っていう顔面総白っぷりは会場に一瞬で広がり、「シラケ」を促進させます。(経験談)
狙って、ウケが狙えるのは、場と喋りに慣れているプレイヤーです。
ウケも笑いも取れなくていいので、はっきりと、しっかりと、言いたいことを伝えたいと思っています。
曲の説明はわかりやすく
僕はJAZZの生演奏のプレイヤーとしてMCをさせていただくことが多いですが、
ジャズであればBGMとしてお酒と会話を楽しみながら聴かれているお客様もいらっしゃいます。
曲の紹介をするのであれば、作者の意図やエピソード、英詞であれば日本語の訳などを添えてあげるようにしています。
たとえば、
「次の曲はDays of wine and rosesという曲です」
「次の曲はTake the `A`Trainす」
だけでなく、
「次の曲はDays of wine and roses、邦題で「酒とバラの日々」という曲です」
「次の曲はTake the `A`Train、邦題で「A列車で行こう」という曲です」
と、添えてあげると「あ、知ってる」とか、「うんうん」と頷かれる方も一気に増えます。
色々な方が聴きにいらしていることを理解したい
僕がJAZZを始めた頃は、スタンダードで有名な「枯葉」や「Fly me to the moon」も知りませんでした。
その当時、あるライブハウスで、「皆様ご存知の曲と思いますが…」というMCで、「枯葉」を演奏していたバンドがありました。
枯葉を知らなかったので、恥ずかしい気持ちになりました。みんなこの曲は知ってるんだ、俺だけ知らないんだ~と。
何十年もジャズをお聴きになっている方に、「この曲はMy Favorite Thingsという曲です」といっても、「いわれなくても知ってるよ」といったところでしょうが、演奏現場には色々な方が聴きにいらして下さっていることを、理解しておきたいものです。
自己アピールもやるならしっかり
自己アピールは、場に応じてやらなくてもいい場所等があります(ホテルラウンジの営業演奏など)ただ、やるなら、しっかりとやっておきたいです。
昨年ですが、11月にベトナムツアーに行きました。その時のエピソードを自己紹介に挟むと皆様興味を持って下さいます。
「何度も同じ事を言わせないで!」とよくいうものですが、人は、同じことを言うことがどうしても苦手です。それゆえ、演奏が連日になってしまったりしまうと、こういった自己アピールも省略してしまいがちです。
しかし、見て下さっているお客様は大概がはじめましての方です。
音楽の演奏ですから、一番は音楽で楽しませることです。
ただ、MCひとつで、もっともっと沢山の人に演奏を楽しんで貰えないかなと日々考えています。経験談から心がけていることをお伝えさせていただきました。
お読みいただきありがとうございます。
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4日目・複雑な「オルタード」をメジャーペンタの形で解釈?
5日目・「Days of wine and roses」のソロ2コーラスとソロ中に考えていること
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