こんにちは。ベース講師の星野(@jazzbassisttoru)です。
曲の練習に便利なi-Real-Proですが、意外と知られていない機能もあったので、まとめてみました。
このページの目次
i-Real-Proの基本操作や、インストール方法について
i-Real-Proの基本操作や、インストール方法についてはこちらです。
練習のときによく使っているi-Real-Proのオプション機能
カウントを変える
カウントなし、4カウント、8カウントで曲をはじめられます。
1・楽曲の画面で、以下の赤マルがついているところをタップ。
2・以下の画面になるので、赤マルのついてる「デフォルトな楽器」をスワイプ。
3・すると、以下の画面になります。
「0」がカウントなし。
「1」が4カウント。
「2」が8カウント。
私は8カウントにしています。
途中から再生する
小節を長押しすると、途中から再生することができます。部分的な練習をするのに便利です。
部分ループ
ループを開始したい小節を長押しし、更にループを終了したい小説まで、枠を広げます。
そうすると、この黄色く囲った範囲だけを練習することが出来ます。これも部分的な練習をするのに便利です。
テンポをどのくらいかはかる
テンポどのくらいかなー?って思って正確なテンポがわからないとき、
以下の赤いところをタップして
メトロノームマークのところを、やりたいテンポでトントントンとタップすると、
そのテンポになってくれます。
徐々にテンポを速くしてく
↑楽曲の左下の王冠みたいなところをクリックすると、
以下のページになります。↓
そこで、速さを変えられます。「+10pm」とすると、たとえばテンポ100で1コーラス再生した後、2コーラス目はテンポ110で再生されます。
このページで、移調も可能です。
マイナスワン音源を作る
何の曲でもいいので、上のペンマークをタップし、「新曲」をタップ。
次の画面で、「空白」をタップ。
こんな画面になります。
ここにコードを書いていくだけです。曲のコードは自分で調べる必要がありますが、
アルファベットがコード
「-」がマイナー
「△」がメジャー
「%」がリピート記号
左下に小節線があります。
ささっと、書いてみました。慣れると、1分くらいでできます。
「記号」から
終止線を書けばできあがり。
繰り返しにしたい場合は、リピートマークをはじまりと終わりにつけます。
その他、イチカッコやコーダ、セーニョもあり、拍子も変えることができます。
譜面記号について詳しい記事はこちらに書きました。
http://basslesson.toruhoshino.com/sharp-flat-natural/
最後に、iマークを押すと
曲のタイトル
作曲者
リズム
調合
をそれぞれ選ぶことができますので、
変えてみました。
これで完成です。
作ったマイナスワンをバックに弾いてみました。
リズムを変えれば、ジャズだけでなく、ポップ、ロック、ファンク、R&Bなど、様々なジャンルに対応させることができます。
リズムパターンを変えられる
スイング、ラテン、ボサノバ、ファンク、ロック、3拍子など多彩にリズムパターンを変えることが出来ます。自分の練習中の曲、今のバンドの曲のリズムに合わせた練習方法が可能です。
枯葉(Autumn leaves)をいろいろなパターンで弾いてみました。
「枯葉」などに使われるコード進行を2ビートと4ビートで弾く
曲を選択し、
画面の下部をタップ
リズムの選択「JAZZ」の位置から「Swing two/four」を選択
以下の動画のようにAメロと、Bメロで、ドラムが異なったリズムを出してくれます。
「枯葉」などに使われるコード進行をボサノバのリズムで弾く
上と同じ要領で、
リズムの選択「Latin」の位置から「Brazil:Bossa Acoustic」を選択
カフェミュージック系になります。
「枯葉」などに使われるコード進行を3拍子で弾く
「枯葉」などに使われるコード進行を3拍子にすることもできます。
ペンのマークをタップし
「編集」をタップ。
エディターの切り替わりの画面では、カーソルが以下の位置にあります。
記号をタップし
3/4をタップします。これで4/4が3/4になるはず。そうすれば、拍子が切り替わります。
名前もわかりやすく「Autumn Leaves3」に変更。
保存すれば、完成です。
ジャズスタンダードの曲だと、「Fly me to the moon」などは、4ビート、ボサノバ、3拍子など、いろいろなリズムでアレンジされることが多いです。
課題曲に合わせて、工夫してリズムをアレンジしていきましょう。
ドラムとベースを抜く
以下をタップし、ドラムとベースのボリュームをゼロにします。
↓
こんな感じになります。↓
ピアノの伴奏が常に小節のアタマにきているわけではないので、テンポキープのいい練習になるのではないでしょうか。
カーソルを消す
↑この動いているカーソルに頼りすぎてしまって、実際の譜読みが弱くなってしまうケースがあります。
丁寧なガイドなのでわかりやすいのですが、実際の演奏ではこのカーソルを頼りにすることが出来ません。
そこで、イチカッコ・ニカッコやリピートマークの見落としをしてしまいがちで、レッスンをしててもそういった失敗をよく見られます。
なので、カーソルを消して練習してみましょう。
意外と難しいです。
歯車から
コード表設定をタップ
「プレイバックの位置」で、オンオフを切り替えることが出来ます。
その他、i-Real-Proを使った練習法まとめてみました。よかったらご覧ください。
i-real-pro、便利だけど。。。
ジャズの練習用アプリとして重宝するi-real-proですが、誰もがいうことがあります。
「i-real-proではできるんだけど、実際人と合わせるってなると、なかなか機械とやったように出来ないですね」
私もそうです。
i-real-proと合わせる時は誰も見ていないので緊張しませんが、人と合わせるとなるとやっぱり緊張するからだと思います。
その分、反復回数や場数がやっぱり大切になってくるのでしょうね。
便利だけど使われていない、みんな知らない機能結構ありますので、気づいたらまた追記していきます。
動画のご紹介
2019年9月更新。意外とみんな知らない、Irealproの便利活用術をまとめてみました。
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2日目・オリエンタルなハーモニックマイナーを「Softly as in a morning Sunrise」で
3日目・♭9を使ってジャジーなツーファイブフレーズ
4日目・複雑な「オルタード」をメジャーペンタの形で解釈?
5日目・「Days of wine and roses」のソロ2コーラスとソロ中に考えていること
6日目・ベースアドリブ解説まとめ
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