本記事は、オンラインベーススクール、Line on Bass代表の星野徹(@jazzbassisttoru)が
今日は、ある日のレッスンでの
生徒さんとのやり取りをご紹介します。
ベースラインを組み立ててもらうとき、
生徒さんに「どんなことを意識しましたか?」と聞くと、
「ルートを弾いたらとりあえず、
3度を使って、5度を使って…」
と返答いただきました。
3度や5度など、ベースラインを弾く上で
これらコードトーンを使うことは大事なので、
考え方として悪くないのですが、
”とりあえず”だと、なんだか音楽的な気がしません。
理想としては…
- 3度ってこんな響き
- 5度ってこんな響き
- 曲に合うのはどっちかな〜?
そんなふうに選んで使えるのが良いと思います。
目次
- 3度5度の基礎知識
- 新しいオンラインスクールはじめます
- ウッドベース上達なら、「WOODFLIX」
3度5度の基礎知識
よくいわれるのは…
- 5度:コードに厚みを出す音。
メジャーでもマイナーでも同じ
(CメジャーでもCマイナーでも5度はG) - 3度:メジャーとマイナーで違う。
(Cメジャーだと3度はE、Cマイナーだと3度はE♭)
その分コードのカラーがハッキリ出る。明るいとか暗いとか。
文字だけでは伝わりにくいかもしれませんが、
たとえば、ボサ・ノバのベースラインを弾くときなど、
僕は3度よりも5度を多めに使います。
3度が多めだと音の主張が強すぎて、
ボサ・ノバの雰囲気になんか合わないなーって
思ったことがあったからです。
逆にジャズでフレーズを弾くときなんかは、
小節の第一音目に3度の音を多めに入れてあげると、
主張の強い、かっこいいハーモニーになります。
こんなふうに役割の違いを意識しながら
使い分けられると、
ベースラインにもソロにも表情が出しやすくなります。
関連動画のご紹介
ということで、関連動画をひとつご紹介します。
とくに3度の話を多めにしています。
アドリブとかやってみたい!って方はお役立ていただければ幸いです。