10年以上ラウンドワウンドしか使わなかったベーシストが初めてフラットワウンド を使い、一週間弾いてみた感想

本記事は、都内でウッドベース、エレキベース奏者、指導者として活動する星野徹(@jazzbassisttoru)が2016年に書いた記事です。

先日、はじめてフラットワウンドの弦をメインのプレベに装着しました。

一週間フラットワウンドを使ってみた感想を書いてみたいと思います。

その前に、ラウンドワウンドとフラットワウンドの違いについて書きます。

ラウンドワウンドとフラットワウンドの違い

ベースマガジンに書いてありそうなことですね。

最近も見たような気がします。弦の構造の違いです。絵に書いてみます。

1

以下引用

一般的なラウンドワウンド

ラウンドワウンドは芯線に対し細くて丸いワイヤーを巻き付けた弦で、ベースやギターに広く一般的に使われているものです。特徴は凹凸がありザラザラした感触。サステインに優れていて、音色はブライトで立ち上がりが速いと言えます。スラップのアタッキーなサムや抜けの良いプル、指弾きやピックにおいても倍音成分を多く含んだ音ですね。ほとんどのエレキベースの音はラウンドワウンドの弦から発せられていると言っても過言ではないでしょう。

味のあるフラットワウンド

一方、フラットワウンドは芯線に対して巻き弦が平らなタイプで、凹凸が無くツルツルしているのが特徴です。音色は高音が抑えられた丸い感じで、中域と低域が太い印象の音になります。現代的なブライトさではなく60~70年代風の音色、当時のファンクやモータウン系のサウンドが好きな人は、その音色を再現するためにフラットワウンドを張る人もいますね。

ここまでhttp://rittor-music.jp/bass/column/sentaku/122より引用

どちらを使うかは、お好みですが今世に出ているほとんどは、ラウンド・ワウンドタイプ。私はジャズを始めるまで、フラットのタイプの存在さえ知りませんでした。

ラウンドからフラットに変えた理由

”擦り音”が気になったからです。

アンサンブルでウォーキングベースやベースソロをやる分には問題ないのですが、ソロベースもやっているので、擦り音が気になったのです。

 

 

押弦でポジション移動する際に、ラウンドの場合、形状が凹凸になっているのでその凹凸と指との間で摩擦が起こってしまうのですね。

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さて、それではお待たせしました。感想を書きます。

10年以上ラウンドワウンドしか使わなかったベーシストが初めてフラットワウンド を使い、一週間弾いてみた感想

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滑らない

表面がコーティングされて滑らかになっている分、滑りもいいのかなと思ったのですが、逆に全然滑りません。フィンガーイーズに頼ろうかなと思ってしまうほど。あまりにも滑らないので、慣れるのに時間が掛かっています。(まだ慣れてないです)

音の立ち上がりが遅い

ラウンドと比較すると微々たるレベルですが、アンプで出すと、触った瞬間に”ばい~ん”と共鳴するラウンドに対し、立ち上がりは落ち着いた印象。乱暴な音、余計な倍音は削られている印象です。

感想はこのふたつ。ポジティブでもなく、ネガティブでもなく、「よくも悪くも」という感じです。

フラットワウンドの弦

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ダダリオのもので、一番細い、40-60-75-95のものにしました。

追記:動画解説

ラウンドワウンドとフラットワウンドの違いを動画でも解説しました。出音など参考にしてみてください。

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