ボサノバ系のベースラインで、「動いてる感じ」を出したいときの考え方【Blue bossa ベースライン】

本記事は、オンラインベーススクール、Line on Bass代表の星野徹(@jazzbassisttoru)が

今日は、ご質問を頂いたのでお答えしたいと思います。

悩めるベーシスト
ボサノバ系のベースラインて、ルートと5度ばかりで、もう少し動いている感じを出したいんですけど、どうすればいいですか?

といった方に向けた内容です。

で、実際これレッスンでもよく聞かれるんですけど、

ボサノバ系ってずっとこんな感じで1度5度1度5度ばかりで単調にしかならないから退屈!

って言う方多いんですよね。ただ、ヘタに動いちゃうとサウンド崩壊しちゃうのでどうすればいいかと悩まれる方多いんですけど、

で結論からいうと、

星野
ボサノバのベースラインで動いている感じを出したい時、メロディが動いてないところでベースが動いてあげると、クールにきまりやすいです。

ということで、今日は以下の目次で解説していきます。

 

メロディが動いてないところで動く考え方について

今日は、ブルーボサという曲を題材に考えいきたいと思います。で、さっきもちょっとやりましたがメロディが動いてないところで動くというのは、こういう感じです。

例1・5-8小節目

例2・9-12小節目

メロディが動いているときは、シンプルなルート5度ルート5度を刻む

メロディが全音符や休符などであまり動いていないときに、サラッと動く、

そんな感じで、音の動きにメリハリをつけてあげるイメージで演奏してあげると、単調さがなくなります。

ボサノバ系でベースラインを動かすときの注意点

ベース ラインを動かしてあげるとかっこよくなりますが、動かしても次のコードのルートにジャストタイミングで着地できないと、崩壊します。

こんなとき、動いたベースラインの最後の音を開放弦にしてあげるといいです。

例えば8-9小節目Cm7→E♭mの進行

ちょっと弾いてみてください。

こんな感じだと、8小節目の最後のFの音から次のコードのルート、E♭に戻ってくるの大変ですよね。

そんな時は、こんなふうに、動いた最後の音を解放の音にしてあげましょう。

こんなふうにすると、左手の押弦がフリーになる期間が一瞬できるから、動いても次の小節のルートに着地しやすいんですね。

開放弦を効率的に使うことを意識してあげるといいでしょう。

解説動画はこちら

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