本記事は、オンラインベーススクール、Line on Bass代表の星野徹(@jazzbassisttoru)が
今日は、エレキベースの奏者さんからのご質問で、
👇以下の写真のように
ローポジションではできるだけ左手はしっかり広げて人差し指、中指、薬指、小指を使ったワンフレットワンフィンガーで弾きましょうと書いてある書籍と、
👇以下の写真のように
ローポジションでは薬指は使わず、人差し指、中指、小指の3つの指で弾きましょうと書いてある書籍があったのですが、
どっちを信じればいいですか?
という内容のご質問をいただきました。
それで、さっそくですが今回のご質問については、
やりたい演奏のスタイルによる
と思います。
私の場合、後者です。エレキでは薬指は使わず、人差し指、中指、小指の3つの指でローポジションを弾いています。
理由は2つあって
1・ウッドベースをやるから2・ワンフレワンフィンガーだとキワに届かないから
です。
このページの目次
1・ウッドベースをやるから
ウッドベースの場合、人差し指、中指、小指の3つの指でローポジションを弾きます。
こういうフォームです。
エレキでも昔はローポジで薬指を使用していたのですが、ウッドをやりはじめてからエレキでもウッドと同じ運指で自然に統一されるようになりました。
2・ワンフレワンフィンガーだとキワに届かないから
👇これは1弦3フレットを押さえている画像。”ヘッドよりのキワ”を押さえているのですがこれだとビビりやすいです。
👇こうした、”ボディよりのキワ”を押さえているほうが、ビビりにくいんです。
ワンフレットワンフィンガーだと個人的にフレットの”キワ”に左手の指が届きにくいので、後者の押弦をやりやすくするためにも、人差し指、中指、小指の3つの指で弾くスタイルにしています。
こうした理由が、私が人差し指、中指、小指の3つの指でエレキベースのローポジションを弾く理由です。
レッスンでは、将来ウッドベースをやりたい!という方にはエレキベースからこの人差し指、中指、小指スタイルの運指を勧めていることが多いし、
そうでない方で、ワンフレットワンフィンガーのほうがやりやすい!という方には、そのままワンフレットワンフィンガースタイルでやってもらってることが多いです。
楽器のスキル習得では、こんなふうに正反対の意見が出ることってけっこうあります。
ストラップの長さは長いほうがいい!とか短いほうがいい!とか
弦高は高い方がいい!とか低いほうがいい!とか。
結局は
・やりたいスタイル・どんな音を出したいのか・好きな演奏家はどうしてるのか
が、正反対の意見が出たときの答えを導き出してくれるんじゃないか
と思います。
世に溢れる膨大な情報で「結局どっちなの?」ってなったときの、考え方の参考になれば幸いです^^
なお、今回の内容については動画でも半年ほど前にお伝えしています。
より今回の内容が明確に伝わると思いますので、動画の内容も参考にしてみてください。
Youtube動画
■僕が左手の押弦で薬指を使わない3つの理由
最後にオンラインベース教室から一つお知らせです
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8日目・ウォーキングベース解説まとめ