「ダイアトニックコード」は、どの音楽理論書にも必ずこんな感じで書いてありますが、

って感じで、だいたいこの辺で挫折しちゃうケースが多いです。
自分もそうでした。
「別に俺ギターみたいに和音弾かねーし。ルートしか弾かねーし。」って思ったんです。
だからなんか覚えたら凄そうだけど、こういう和音の音符が書いてあっても、ベーシスト目線だと「これって必要なの?」って思ってせっかくためになる教則本の解説もしっくりこなかったんですよね。
ただ、やっぱり時間はかかりましたがダイアトニックコードを知ったことで、音楽もベースもはるかに楽しくなったことは確かです。
本記事ではまず難しい話をする前に、ベーシスト視点から、ダイアトニックコードを知っておくとこんな所で役立ちますよというお話しができればと思います。
本記事の内容
本記事は、
・ジャズベースをやりたいけど何から取り組んでいいかわからない方
・アドリブやってみたいベーシストの方
・理論書を買ったまま挫折し、5年後くらいまで開くことのない理論書が押入れの奥に眠っている方
に向けた内容となります。
理論の鬼門「ダイアトニックコード」について、これから何編かにわたって解説させていただきます。
このページの目次
どの本にも書いてる「ダイアトニックコード」
本記事は
っていうことを”ざっくり、なんとなく”理解して頂くことが目的です。
また、各例には、実際の楽曲に置き換えると例外もめちゃくちゃ多いですが、例外を全部説明しているとキリがないので、あえて「しっくりくる」感じとしてわかりやすいよう、断定的に説明しますのでご了承ください。
ダイアトニックコードを知っておくと役立つこと
ダイアトニックコードを知っておくことで役立つことはいろいろありますが、例えばアドリブ演奏が楽にできるようになります。
ダイアトニックコードを知ると、曲のキーがわかるようになる。
↓
曲のキーがわかると、曲の分析ができる。
↓
曲の分析ができるようになると、コードを見てなんの音が使えるかが判断できるようになり、アドリブ演奏をする際に、しっくりくる演奏をしやすくなる。
という流れです。
ダイアトニックコードは、すごくすごくすごくざっくりいうと、「ドレミファソラシド」のうえに1コとばしで音階スケールを乗せて作られたコードで、
これが、キーCのダイアトニックコードといわれる7つのコードです。

たとえばダイアトニックコードを知っていると、アドリブや耳コピに役立ちます。
例1・アドリブ演奏に役立てた例
例えばキーCで以下のようなコード進行の曲があってアドリブ演奏をするときに
C△7→Em7→A7→Dm7
うえの表と照らし合わせるとダイアトニックコードが下線を弾いたコードになります。
C△7→Em7→A7→Dm7
フレーズ弾いてみました。
このときダイアトニックコードを理解していると、コードごとスケールを変えず、ドレミファソラシドでアドリブが出来ちゃうんです。
加えて、3小節目のようなダイアトニックコードではないコードがでてきたときに、「ここはドレミファソラシドだけでいけないなあ」という考えを持つことができます。
例2・耳コピが早くなる例
ダイアトニックコードだけの耳コピ
たとえば以下のようなコード進行上で耳コピをする場合、
C△7→Dm7→F△7→G7
このコードがキーCのダイアトニックコードである ということを知ると、
この場合、耳コピで1音1音探る前に「ドレミファソラシドが多く使われているんだろうなあこのソロは」と判断することが出来ます。
実際こんなふうに弾いてます。
ダイアトニックコード以外の音の耳コピ
たとえば以下のようなコード進行上で耳コピをする場合、
C△7→Dm7→F△7→Fm7
4つ目のコードだけキーCのダイアトニックコードでない ということを知ると、
この場合、耳コピで1音1音探る前に「4つ目のコードはドレミファソラシド以外の音が使われているんだろうなあ」と判断することが出来ます。
実際こんなふうに弾いてます。
耳コピって、指板全部の中から音を探さなきゃいけないって考えると途方もなくハードですが、
「このドレミファソラシドの音の中から探せばいい」
と考えられたら楽ですよね。
その他、ダイアトニックコードを知っておくと役立つこと
こんなふうに、ダイアトニックコードを知っておくと、様々な面で役立ちますが、他にも
・曲を早く覚える
・曲をアレンジしやすくなる
・作曲の幅が広がる
・ベースラインが作りやすくなる
・アレンジの引き出しが増える
・既存の楽曲より深く理解できる
・曲のキーを変えて演奏しやすくなる
など、万能です。
とりあえず
ってなんとなく伝わったでしょうか。
今回は、それが伝われば大丈夫です。
続きはこちら。更に深くダイアトニックコードについて説明しています。
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