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ルートを弾かないウォーキングベースラインっていいですか?

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ルートを弾かないベースラインっていいですか?

というご質問を頂きました。

これだと、申し訳ないのですが質問のしかたがよくありません。

ただ、

4分音符のウォーキングベースラインで、コードが変わった時の第一音目にルートを持ってこない奏法はありますので、ご説明します。

あえてルートを弾かないことで、いい感じになるウォーキングベースラインです。

あえてルートを弾かないウォーキングベースライン

こんなコード進行のときに、ルートを弾かないプレイをすることがあります。

・C△7→A7→Dm7→G7のとき

 

3音目、A7のところで、ルートを弾いていません。

こっちが、素直にルートを弾いたサウンドです。

・B♭△7→G7→Cm7→F7のとき

3音目、G7のところで、ルートを弾いていません。

こっちが、素直にルートを弾いたサウンドです。

※オレオ、アンソロポロジーなど、循環コードの曲ででこういう弾き方することがあります。

 

なぜルートを弾かないか

理由1

△7→A7→Dm7という進行があるときに、最初のコード、Cと3番目のコード、Dの間に1音の間があります。

1

ここを半音で埋められたら、クロマチックアプローチとして、よりジャズっぽい進行が出来ます。

1

そのとき、2音目の音、A7に注目しました。A7の3度はC#です。3度の音は、ルートの次にコードの”表情”を表現する音です。

これをそのままルート代わりに使用したためルートを弾きませんでした。

このA7の3度を、「パッシングノート」といいます。

以下で関連記事を書きましたので、ご覧になってみてください。

理由2

今回は、1小節でコードが2つ使われている軽快なテンポの曲の場合を選びました。こういうとき、単純に時間の流れが早いです。

たとえば、以下のようなバラードくらいのゆっくりなテンポだと、やっぱりルートがあったほうがいいかもしれないですが

やっぱりこのくらいのテンポだと、時間の進みが早いですから、”要所でルートを弾いていれば、多少コードのルート以外のを弾いても問題ない”ともいえます。(もちろん、曲にもよります)

ここで、△7→A7→Dm7→G7という進行の時

例えば、いきなりC△7のはじまりを、ルートの3度のEからはじめたらわけのわからないことになりますが、

先に説明した

A7の3度をパッシングノートとして使うことで、ミディアムテンポ以上の曲であれば、軽快でおしゃれな音使いとして捉えることもできます。

少し上級なテクニックですが、よかったら試してみて下さい。

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