本記事は、オンラインベーススクール、Line on Bass代表の星野徹(@jazzbassisttoru)が、平行調って何?という方に、わかりやすくまとめてみました。
以下が平行調早見表です。
太黒枠で囲われている、左右のコード同士が、平行調の関係です。詳しく説明します。
このページの目次
音で解説!平行調の仕組み
↑ドレミファソラシド です。Cの長調、Cメジャースケールといいます。
↑ラシドレミファソラ です。Aの単調 Aマイナースケールといいます。
↑シ♭ドレミ♭ファソラシ♭ です。B♭の長調、B♭メジャースケールといいます。
↑ソラシ♭ドレミ♭ファソ です。Gの単調、Gマイナースケールといいます。
図の左の「メジャースケール」の音で使われている音を、そのまま短三度下から弾いた調が、平行調です。
短三度下
Cメジャーだったら、スケールでいうと、ドレミファソラシド
Aマイナーだったら、スケールでいうと、ラシドレミファソラ
C△7の場合、スケールで使われているドレミファソラシドを、そのまま4弦の5フレットから弾き始めて、「ラシドレミファソラ」と弾けば、「平行調」です。
使っている音は一緒です。
平行調の特徴(メジャースケールとマイナースケール)
レドシラ レドシラ レドシラ レドシラ
というメロディ弾いているだけの音源ですが、ベースラインをCメジャーとAマイナーに分けてみました。
長調と短調では印象がかわります。
・長調(Cメジャースケール)
・短調(Aマイナースケール)
これがメジャースケールは明るく、マイナースケールは暗く聴こえるという原理です。
世に出ている、数多くの楽曲に使われています。
平行調とウォーキングベース
「この曲は平行調だからこういうウォーキングベースにしてください」といったニュアンスで人に指示されることはありません。
また、「平行調っぽいベースラインをお願いします」とか、そういった会話もありません。むしろバンド内やセッションなどのコミュニケーションでは殆ど使われない言葉で、
譜面を見て曲を研究したり、作曲をするときに、平行調の原理を知っておくと、それら一連の作業をスムーズに行う事に役立ちます。
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8日目・ウォーキングベース解説まとめ