ひとつのコード内に2つのコードがあるときのベースラインを考えてみました。
同じコード内に2つのコードがあるときのベースライン
今回は、ジャズスタンダードの定番として演奏される、「バードランドの子守唄(lullaby of birdland)」を例に挙げます。
ほとんど、1小節にコードがふたつあります。
次のコードに移る前の音は、ルート音の半音上か半音下の音を、経過音として入れると”ジャズっぽさ”が出るとこちらの記事で書きました。
先に挙げた1小節に同じコードがふたつある場合はどうでしょうか。
はじめの4小節を弾いてみます。
・3度、5度など、ほぼルート構成音で作った例
・経過音を使いまくった例
ちょっと遅くします。
いかがでしょうか。
好みはあるかもしれないですが、後者の方はなんだか”ぼやけている”感じがしませんか。前者の方が、輪郭がはっきりしている感じがします。
全部弾いてみました。
同じ小説内にコードが2つある場合、筆者の心掛け
こういったミディアムテンポのスイングで、同じ小説にコードがふたつあって進行する場合は、経過音はほぼ使いません。
ルートだけでいくこともあります。
先の2小節だけみたら
FFDDGGCC
っていう音使いで。
よくセッションで演奏されるジャズ・スタンダードでは、「Love is here to stay(Our love is here to stay)」や、「In your own`s sweet way」、「Moments notice」などがミディアムテンポで同じ小節にコードが2つ以上あることが多いですが、これらの曲を演奏する時も、ベースラインを弾く時はやっぱり派手なことはしないように、ルート、3度、5度程度の音使いで、コードに忠実に弾いている事が多いです。
大切なことは、しっかりと、コード感を出すことです。
あえて経過音や難しいスケールを考えず、単調さに徹したほうが、周囲がわかりやすいコード感を生むことが出来ることもあります。
ベースラインを作成する上での、ご参考になればと思います。
動画解説
同じような内容で、動画解説やってみました。
よかったらご覧になってみてください。
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