コードトーンをあんまり使ってないベースラインですがいいですか?

コードトーンをあんまり使ってないベースラインですが良いですか?

と聞かれることがよくあります。

時と場合によりますが、ありです。

ベースライン比較

「枯葉」などで使えるベースラインです。

上はコードトーン(1.3.5度)と経過音だけで組み立てたベースライン

下はコードトーンに2度4度6度も加えたベースラインです。

いかがでしょうか。

好みはあるかもですが、サウンドとしては両方なりたっていると思います。

で、どっちがいいとかそういうのはありませんが、コードトーン多用のラインとそうでないラインの違いを書きたいと思います。

コードトーン多用のラインとそうでないラインの違い

コード感が濃いか薄いか

コードトーンだけで作ったベースラインの方が、

・ルートの音
・コードのメジャーかマイナーかを決める3度の音
・ルートにより厚みを加える5度の音

がずっと使われているので、コード感が濃くなります。

例えばCm7→F7のコード上のベースラインだったらこんなふうに動くこともできます。

1.コード感が濃い進行

2.コード感が薄い進行

やはり、どっちがいいとかそういうのはありませんが、こんどは以下2つが関連してきます。

運指がしやすいか

もう一度上記の例を出すと

1.コード感が濃い進行

2.コード感が薄い進行

弾いてみるとわかりますが、1の方が弦飛びが生じるので、コード感はあるけど運指がしにくいと思います。

けど、2なら開放弦を使った全音か半音の進行なので運指はしやすいです。(ダイアトニックスケールの視点だとCm73音目はA♭のほうが妥当ですが、開放弦を使いたかったので今回はAの音を使いました。)

で、運指のしやすさはウォーキングベースライン組み立てにおいて重要です。

とくに、テンポの速い曲では重要です。

曲のスピードについていけるか

バラードみたいなスローテンポの曲であれば、1.コード感が濃い進行のラインでぜんぜん大丈夫ですが、

テンポの速い曲であれば多少コード感は薄くても、2.コード感が薄い進行の方がラインは刻み易いです。

トップの例で出した枯葉のラインの動画も

↓こっちより

↓こっちの方が運指がしやすく、速いテンポでも行けそうと思いませんか。

このように、

コード感が濃いか薄いか
運指がしやすいか
曲のスピードについていけるか

も考えながらベースラインを作ると、よりよいベースラインの構築に繋がると考えています。

練習のご参考になれば幸いです。

 

べーす
sukaipu

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【編集後記】

バッティングセンターに行ってきました。100キロを80回打って、スッキリしました^^

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