2015年、韓国ライブ・後編です。
食事、街観光を終え、リハーサルが始まりました。
メンバー紹介
今回のライブのバンドメンバーは、
ジン・ヨン(vo・写真後ろ)
ギ・チョー(g写真左)
星野徹(b)
ジン・ウー(dr写真まんなか)
です。韓国人と日本人の名前を並べると、ワールドカップ日韓戦みたいです。
後ろにもう一人いる黒人の女性は、ナディーンというクムサンで英語教師をやっているという女性。アメリカのミズリー州から配属されたとのこと。韓国の田舎で、英語を話せる人が周りに誰もいない環境だったため、配属当初は大変だったみたいです。
韓国ライブ・セットリスト
事前に送られてきたセットリストは以下。
ジャズ・スタンダードを中心に、ロックやR&B、K-POPなどにアレンジを加えたものなどです。
ジンヨン(vo)とギチョー(g)はあまり英語が話せないので、韓国メンバーでまとまった意見をジンウー(dr)が私に報告し、リハーサルを進めていくという流れでした。
ただ、譜面の書き方や指摘のしかたがちょっとわかりづらく、進行が遅延。「もう少しわかりやすく簡単に説明してくれよ」と要求するところも、ところどころありました。
アレンジをどんなふうにするにせよ、メンバーが外国人だからにせよ、1枚2枚譜面があれば、ポップス系ならある程度の指定は可能です。バンド演るなら、楽曲の伝え方はしっかりしたいです。伝え方が上手ければ、リハーサルがさくさく進むので、スタジオ代が無駄になりません。
20:00ライブ開始
地元のお客様が沢山集まってきました。晴れて、2015年の海外ライブ達成の瞬間です。
今年の4月くらいから、ジンとFacebook経由で話し合ってきたライブ。始まった瞬間に、感慨深いものを感じました。
地元の楽器をやる人たちも何人か居たので、街の人々と1曲セッションをしました。MAROON5の「SUNDAY MORNING」。ずーっとツーファイブワンを繰り返すだけなので、セッションに好都合な曲です。
韓国ライブ・演奏動画
「My heart sings praises」というゴスペルの楽曲です。韓国はキリスト教人口率が高く、今回のメンバーは全てクリスチャン。チャーチで洗礼(サービス)を受けるときに、この楽曲をよく歌うのだそうです。
動画の後半は、韓国語のMCが入っています。
因みに私は韓国語、全くできません。
ばーしったよ(おいしいです)
ぺぶろよ(おなかいっぱいです)
チャイモオスムニダ(ごちそうさま)
だけ覚えました。
演奏が終わっても、地元の人達はずっとカフェに残っててくれて、ノンアルコールでずっとみんなと会話していたのが1日目。
2日目の終演後は、街の夜市に繰り出し、チヂミとチャミスルで乾杯しました。
本場のチヂミは、恐ろしいほどお酒が進みました。
地元の方の暖かさに沢山触れた今回のツアー。世界ウルルン滞在記まんまの体験をし、現在筆をとりながら想い出を振り返っています。
2015年韓国ツアーを終えて
ソロベースライブ、自主企画ライブ、韓国ライブと、ストレスと疲労と胃に来るような演奏スケジュールが立て続けでしたが、ようやく一段落つきました。額にニキビが沢山できていましたが、だんだん消えていってます。
海外ライブをしてもベースが飛躍的にうまくなるわけでもないですし、貯金が増えるわけではありませんし、むしろ出費と疲労が圧倒的です。
けど、今はSNSやネットがあります。少しの英語と少しの音楽力があれば、昔は一部の超有名ミュージシャンしかできなかった、まさに夢のような海外ツアーも、できるようになります。
譜面1枚で、国境を超える醍醐味。そして、ガイドブックじゃ絶対に立ち入ることの出来ない地元の習慣、食事にダイレクトに触れ合える喜びと、そこから生まれるコミュニケーションは、日本の生活では体験できないおもしろさです。
来年もまたこのくらいの時期に、World Tribeツアー、刊行されると思います。
それまで体力の続く限り、がんばりたいです。
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【編集後記】
しゃーっと帰りたいところですが、9日までライブがないので、ちょっとある国に寄り道していきます。
おもしろい発見があったら、また記事にします^^
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