ベースの「コード」とは一体何なのか?(ルート一覧表あり)

C△7とかDm7とか、一体何なのか?

ドレミファソラシドと何が違うのか?

コードって何なのか?

ベースでもコードを弾く必要があるのか?

など、べースプレイヤーの、コードへの解釈のしかたを、一切難しい言葉を使わずにまとめてみました。

 

本記事の内容

本記事は、都内でベース奏者、指導者として活動する星野徹(@jazzbassisttoru)が

・コードって何?って思われてる方
・コードってなんとなく知ってるけど理屈を知りたい方
・ベーシストとしてコードに対応したい方
・これから音楽理論を学んでいきたいという方

に向けた記事になります。

CとかDとかEとか何!?

 

まず、CとかDとかEとかは何なのか…?ひとことでいうと、

ドレミファソラシドの「別の呼び方」

です。

ピアノには、ドレミファソラシドがありますが、

ロックやポピュラーミュージックを演奏する場合、

ドレミファソラシドのことを以下のように呼ぶケースがあります。

C=ド
D=レ
E=ミ
F=ファ
G=ソ
A=ラ
B=シ

です。

同じようにベースにもドレミファソラシドがあり、

同じようにアルファベットで表記します。

 

ドレミファソラシドでもCDEFGABCどっちで覚えても正解

なのですが、

ベースの場合、CDEFGABCのアルファベットで覚えることが一般的なので、

そういうもんだ

と思っていただければいいです。

さて、ここからコードの話です。

 

C△7とかDm7とか、この記号は一体何?

先に説明したCとかDとかのアルファベットの

右側に△とか△7とかdimとかをつけたもの

がコードです。

世の中のほとんどの音楽は、

以下のようなひとつだけの音(単音)

でなく、

以下のような重なり合った音(和音)と合わせることでできています。

こっちのほうが音楽っぽい感じしませんか?

で、この和音で使われている音は、こういった音なのですが

 

 

と、いっぱいアルファベットが重なり合って覚えにくいので、コードをつけています。

C△7とかG7とか、この記号があるとこの音が使えるんですよ

と、定義したものがコードになります。

 

コードが書いてあったときにベーシストはどうすればいいか

悩めるベーシスト
あの、理論はなんとなくわかったけど、ベーシストってピアノみたいに和音とかあんまり弾かないですよね。そういうときどうすればいいんですか?
そのとおりです。ここからは、コードが書いてあったときのベーシストの対応のしかたを説明していきます!
星野

コードは世の中に無数にあります。

しかし、無限にあるこれらの記号を、ベーシスト視点でササっと解釈する方法があります。

左側のアルファベットの部分に注目です。

 

赤文字で書いた部分です。

ベーシストがコードに沿って演奏する場合、この赤文字の部分を弾いてあげると、楽曲を音楽として成り立たせやすくなります。

 

と記載があった場合、ベーシストはこの

Cの音(3弦3フレット)

 
Dの音(2弦開放弦)

を弾けば楽曲として成り立ちます。

 

コード解釈・例1

C△7
Dm7
F△7
G7

とあります。

 

※↑ベース音は入ってません。ギターとドラムだけ。

 

上の譜面の場合、以下のようにC、D、F、Gの音を入れると、音楽として成り立たせることができます。

あわせると↓こんな感じになります。

 

”ルート音”を理解しよう

C△7
Dm7
F△7
G7

など

太字で書いた左側のアルファベットのことを、「ルート音」といいます。

ルート音に伴ってベースを弾くことを、”ルートを弾く”、”ルート弾き”と言います。

例外もありますが、ベースがコードに沿って演奏するとなった場合、場合、まずはコードを見てこのルート音を弾けることが重要です。

 

 

コード解釈まとめ

C【】←枠内は△7、m7、dim、など

D【】←枠内は△7、m7、dim、など

E♭【】←枠内は△7、m7、dim、など

と記載があった場合、右側の符号に関係無く左側のアルファベット(ルート音)に応じて音を鳴らすことをルート弾きといいます。

ベースで、「コードどおり弾いて」といわれたら、ルート弾きをすれば、楽曲を音楽として成り立たせることが出来ます。

 

 

ルート一覧表

開放弦から4フレットまでのルート音です。

F弾いて―といわれたら2弦の3フレットか4弦の1フレットが弾けるように、
B♭弾いて―といわれたら1弦の3フレットか3弦の1フレットがすんなり弾けるように

この表を覚えてしまいましょう。

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コードに沿ってルート弾きしてみました

最後に、コードに沿ってルート弾きしてみた参考演奏です。

※この譜面は00:00〜00:17までです。ご参考頂ければ幸いです

 

 

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