コードトーンと経過音で作ったフライミートウザムーンなどで使えるベースライン

「フライミートウザムーン」などで使われているコード進行上で、コードトーンと経過音を使ってラインを組み立ててみました。

コードトーンについて曖昧という方は、復習がてらご覧ください。

1度、3度、5度、7度のコードトーンと経過音で組み立てたベースライン

ベースラインを1度、3度、5度、7度で組み立てました。

 

こちらからダウンロードできます。

https://www.dropbox.com/s/tdil4mcjqvdvqz7/Fly_me_to_the_moon_915%E7%94%A8.pdf?dl=0

コードの1度、3度、5度、7度の音を「コードトーン」と言います。

コードトーンについてはこちらで詳しく説明しています。

ひとつのコードがあったとき、そのコードの中で使える音はいろいろありますが、そのコードの感じをより強く出す音がコードトーンです。

コードトーンを応用して、この16小節のラインの中でどのような心がけでベースラインを組み立てたかを細かくお伝えします。

この譜面の説明

1.はじめの音はルート

それぞれの小節の第一音目はルートにしています。

第一音目にルートをあえて使わないベースラインの組み立て方もありますが、第一音目にルートを音を持ってくるのは基本の形です。

◆ルートについての記事

2.開放弦を多く使う

Gの音だったら、2弦5フレでなく1弦開放

Dの音だったら、3弦5フレでなく2弦開放

を使いました。絶対にそうしなければいけないということはないのですが、ウォーキングベースは、常に1音1音違う音を弾くことがあるので、全て押さえながら進行していくのは大変です。

開放弦を織り交ぜながら進行することで運指も楽になることがあります。

◆ベースで開放弦を使うことについてより詳しく説明した記事

3.第二音目、第三音目、第四音目はわりとランダム配置

この16小節の譜面は、第一音目はすべてその小節のルートの音   を使いましたが、

第二音目、第三音目、第四音目はわりとランダム配置となってます。

たとえば、

1小節目はルート→m3度→5度→△7度の進行

3小節目はルート→m7度→5度→△3度の進行

5小節目はルート→△7度→5度→△3度→経過音の進行

※「P」とは経過音の意味を指す「パッシング」という意味です。

2小節目はルート→ルート→m3度→5度の進行

※ルートを2回弾いていますが、こういうのも全然ありです。

必ず4音全部違う音にしなければいけないという決まりはありません。

※3度、5度、7度については以下の記事をご参照ください。



4.経過音を使う

経過音は第四音目に使っています。

1度、3度、5度、7度の音を「コードトーン」ではなく、次の小節のコードのルートの半音上か下の音をここでは経過音と定義します。

ちょっと一瞬イビツな響きになりますが、それがジャズっぽいテイストを出します。

経過音は、すべてのの小節で用いず、ところどころで使っています。上の赤マルをつけたところが、意図的に経過音としたところです。

 

練習のヒント

ここまでのベースライン作成のやり方をヒントに練習にお役立て頂きたいですが、

どんなふうに練習していけばわかりにくいかもしれないのでヒントを書いていきます。

 

 

「何度の音を弾いてるか」意識する

コードトーンがまだよくわからないという方は丸覚えしてもいいと思いますが

弾きながら、

今1度(ルート)を弾いてる
3度を弾いてる
5度を弾いてる…

と意識しながら練習すると、コードと度数の響きの関係もあとあと繋がってきます。

実際口に出して練習してもいいです。

いろいろな組み合わせを書くことも効果的

たとえば、最初の1小節目から4小節目。自分で考えて作成してみてもいいです。

こんな感じだったり

こんな感じだったり

こんな感じだったり

音使いをちょっとだけ変えるだけでも印象はかなり変わります。

コードトーンの配置と組み合わせを変えながら、音の響きを確認しながら

いろいろな進行を試してみると良いでしょう。

コードトーンを使ったベースラインは、ウォーキングベースラインを組み立てるうえで基本の組み立て方です。

コードを見てパッとコードトーンが浮かび、即興で演奏が演奏ができるために、まずコードトーンをしっかり押さえておきましょう。

以下は「枯葉」という楽曲のベースラインをコードトーンだけで弾いたものです。すんごい長い記事になっていますが、よかったらご参考にされてみてください。

 

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