ジャズベーシストやウォーキングベースプレイヤーにはエレキベース弾き、ウッドベース弾き、どちらも居ます。
で、どっちがいいのですか?と、たまに聞かれます。
で結論からいえばどちらがいいか悪いかはありませんしエレキベースでもウッドベースでもある程度のジャンルには対応出来るんですけど、
両方の楽器をプレイしている者として、双方のメリットとデメリットを経験上から検証していきたいと思います。
本記事の内容
本記事は、都内でウッドベース、エレキベース奏者、指導者として活動する星野徹(@jazzbassisttoru)が
今エレキベースやっているけどウッドベースやってみたい
また
今ウッドベースやっているけどエレキベースやってみたい
という方にに向けた記事になります。
このページの目次
2020年1月動画更新しました
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エレキベースのメリットとデメリット
ウッドベースと比較すると、エレキベースにはこれだけメリットとデメリットがあると考えます。
◆エレキベースのメリット
・持ち運びが楽
・ピッチ(音程)がずれない
・ピック弾きが出来る
・練習場所を選ばない
◆エレキベースのデメリット
・アンプが絶対に必要
・”どジャズ”の人に好まれない事もある
詳しくお話します。
エレキベースのメリット
持ち運びが楽
まずはウッドベースに比べて持ち運びが楽です。
リュックタイプを使えば自転車で運べます。
ピッチ(音程)がずれない
ウッドベースはフレットがこういうふうに無くて、音程を取るのが難しいのですが、
しっかりチューニングをして、フレットを確認しながら弾けば、ピッチがずれる事はありません。
ピック弾きが出来る
ウッドベースをピック弾きしている人を見たことはありません。
ベースのピック弾きは、独特の”ブリブリ”したアタック感が、特にロック系の方には好まれます。
練習場所を選ばない
スタジオを予約しなくても、自宅で練習が出来ます。
アンプもヘッドフォンアンプなどを使えば、近所迷惑にならずに大きな音を楽しむことができます。
エレキベースのデメリット
アンプが絶対に必要
アンプを通さずにエレキベースを人前で演奏することはありません。
エレキベースの生音は音量が小さすぎるので、アンプが必要です。
”どジャズ”の人に好まれない事もある
グランドピアノなどの生音重視のアコースティック楽器のプレイヤーには、
ベースはウッドじゃなきゃダメ!という人もたまに居ます。音質と、見た目、両方の観点です。
エレキベースと相性の良い楽器
鍵盤系:グランドピアノよりもオルガンやエレクトリック・ピアノ
エレピ
ギター:ガットやエレアコよりエレキギター
ドラム:薄いシンバルより厚めのシンバル
のほうが、相性がいい場合があります。
ウッドベースのメリットとデメリット
エレキベースと比較すると、ウッドベースにはこれだけメリットとデメリットがあると考えます。
◆ウッドベースのメリット
・プレイヤーが少ないから需要が高い
・アンプが不要(狭いハコでは)
・ヴィジュアル受けし易い
・アルコ(弓)奏法が出来る
◆ウッドベースのデメリット
・ピッチ(音程)が大変
・練習場所を選ぶ
・持ち歩きが大変
詳しくお話します。
ウッドベースのメリット
プレイヤーが少ないから需要が高い
エレキベースと比べるとやっている人が少ないので
ウッドベースをやっているというだけでバンドから声がかかることもあります。
アンプが不要(狭いハコでは)
生音が大きいので、狭い箱、お店ではアンプを使わず演奏できることがあります。
ヴィジュアル受けし易い
大きいですね、かっこいいですねと、大抵言われます。
自分が言われている訳では無いのですが笑、嬉しいです。
アルコ奏法が出来る
アルコとは弓のことです。
とても難易度の高い奏法ですが、
とても難易度の高い奏法ですが、チェロやヴァイオリンのように弓弾きが出来るのがこの楽器の特徴です。
ウッドベースのデメリット
ピッチ(音程)が大変
各ポジションの位置関連こそエレキと一緒ですが、フレット(音の区切り)がありません。
思うようなピッチ(音程)で音を出す為にある程度時間と練習は必要です。
練習場所を選ぶ
生音が大きすぎるので近所迷惑になりやすいです。
著者は、今でこそ自宅で練習できますが、昔は夏も冬も公園で練習していました。
持ち歩きが大変
満員電車やラッシュに巻き込まれると地獄です。
コマが外れてしまわないかと心配になります。「邪魔だよー」「どけよー」「チッ(舌打ち)」何度もあります。
凹みます。
新幹線では座れません。地方巡業ではずっとデッキに立っていることもあります。
ウッドベースと相性の良い楽器
鍵盤系:オルガン・エレピよりも、グランドピアノ、アップライトピアノ
ギター:エレキギターよりガットやエレアコより
ドラム:厚めシンバルより薄めのシンバル、ブラシ。もしくはドラムレス
のほうが、相性がいい場合があります。
エレキベースとウッドベース・どっちがいいの?まとめ
双方には双方の魅力がありますし、どちらも出来るに越した事はありません。
ただ、
・どんな音楽を上手になりたいか
・どんなプレイヤーが好きか
・どんなジャンルでプレイをしていくか
・どんなバンドのカラーにしていくか
によってウッドベースが必要か、エレキベースが必要かが分かれます。
最終的には、自分がどっちを弾きたいか、どっちも弾きたいかです。
スタイルやジャンルを絞り込んで、「俺にはこれロックがあれば十分!スラップしか興味ない!ジャズのベースがあれば何もいらない」というプレイヤーも居ますし、
「ポップもロックも、ファンクもジャズもなんでも弾きたい、オールマイティで居たい」
というプレイヤーも居ます。
個人的にはウッドベースの音も、エレキベースの音も、両方好きです。だから、両方やってます。
両方やってるほうが大変です。だけど、やり甲斐があります。
ってことで、
ウッドがかっこいいと思ったらウッド
エレキがいいと思ったらエレキ
両方やりたかったら両方
やってみましょう^^
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— 星野徹・ベース講師&ベースブロガー (@jazzbassisttoru) 2019年6月20日
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