スケール練習のとき、12キー全ての運指の練習をしたほうがいいのですか?
といわれることがよくあります。
すっごく大事です。
けど全部やろうとするとキリがないので、
今の課題曲で使うスケールを集中的にやったほうがいい
とアドバイスしています。
本記事の内容
本記事は、都内でジャズベース奏者、指導者として活動する星野徹(@jazzbassisttoru)が
といった方に向けた動画になります。
このページの目次
12キー全てのスケールの運指の練習をしたほうがいいですか?
例えば、Cメジャースケールだったら
C D E F G A B C C D E F G A B C・・・・・
と、Cのメジャーで3弦3フレのCから1弦17フレのCまで行って降りてくる。終わったら、Dフラットのメジャー。
D♭ E♭ F G♭ A♭ B♭ C D♭ D♭ E♭ F G♭ A♭ B♭ C D♭・・・・・
D E F# G A B C# D D E F# G A B C# D・・・・・
で、同じ動作を行い、Bメジャーまで行う、12キーでという練習が必要かというご質問です。
できればいいに越したことはないですけど、キリがないです。
なので、
実際の曲で使うスケールを集中的にやったほうがいいとアドバイスしています。
曲で使うスケールを集中的にやったほうがいい理由
メジャースケールだけではない
スケールはメジャースケールだけではなく、
マイナー・スケールのパターンもあります。
マイナー・スケールでも、いろいろなスケールがあります。
マイナーセブンスフラットファイブとか、ディミニッシュとか、
メロディック・マイナー・スケールとか、ハーモニック・マイナー・スケールとか、ドリアン、フリジアン。。。。キリがないです。
テンポもいろいろな速さを試さなくてはならない
テンポは無数にあります。更に、表打ち、裏打ち、3連と、ハクの取り方まで拘ったらこれもまた無限にあります。
運指のコースも無限にある
ローポジションのドレミファソラシドだけでも、以下のように上がり方は無数にあります。
きりがないです。
いろいろなテンポやキーを組み合わせて練習するには大幅な時間確保が必要です。
なので、実際の曲で使うスケールを集中的にやったほうがいいとアドバイスしています。
実際の曲で使うスケールを集中的にやったほうがいい
スケール練習は地味だし飽きやすいですが、大切なことにはかわりないです。そのため、
「まず自分の課題曲のスケールの運指を練習したらどうですか」
と言っています。
たとえば枯葉(Autumn Leaves)だったらキーがGm。
ダイアトニックスケールで、G A B♭ C D E♭ F の音を使うことが多いです。
この進行だけでも
こんなふうに、様々な動きがあります。
ソロもウォーキング・ベースラインを作る時も、色々なバリエーションの運指、進行のスタイルを知っていると、役立ちます。
12キー練習を挫折した実体験
アメリカに行った時、時間があったので12キーのメジャーセブンススケールとナチュラルマイナースケールをテンポ60から240まで毎日練習をし、運指のコースを色々考えたことがありましたが、すぐに挫折しました。
なんどもいいますが、きりがないのです。
しかも、やらなければならない練習はこれだけではありません。
ジャズ理論、リズムトレーニング、ソロのアナライズ、実際の楽曲の応用練習など、ひとつひとつに対し、濃い内容の練習をしていかなければいけません。
やらなければならないことは多いですが、生活もあり、仕事もあり、家族や友人付き合いもあります。無理につめ込まず、1日10分なら10分、1日1時間なら1時間で、「確保できる時間の中で、何をどれだけできるか」を常に考えることが大事だと考えます。
まずは、Cのメジャースケール
それでも、スケール練習をやってみたいという方、まずはドレミファソラシドからやってみましょう。
Cのメジャースケールの練習です。
ただのドレミファソラシドの練習ですが、
・音名を覚える
・スケール(音の並び)を覚える
・効率的な運指をする
・リズムを整える
・音価(音の長さ)を整える
ことに役立つトレーニングで、ベースの初心者の方からある程度やって基礎を見直したい方にまでオススメしています。
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— 星野徹・ベース講師&ベースブロガー (@jazzbassisttoru) 2019年6月20日
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