音の聴こえがいつもと違うときがあります。
せっかく気に入った音作りができたのに、いざスタジオでそのとおりセッティングしてみたら、音が違う。
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ベースの音色や音の立ち上がりに差が出てしまう理由
部屋が違う
それと同じように、自分の部屋、スタジオ、広めのライブハウスなど、立地、広さ、壁がコンクリートか鉄筋か木製か、天井の高さ低さなどで響きが異なります。
天井が高く、コンクリート作りであれば、音が跳ね返るので反響も大きく、生音でも大きい音が出ているように感じます。
ベースが違う
ベースのメーカー、種類が違えば音の立ち上がりの感じも違います。
音の立ち上がりが極端に速いベース、遅いベースがあるかどうかわかりませんが、音色が違うと、音の立ち上がりにも差があるように感じてしまいます。
弦を変えたばかり
古い弦は、一般的にもこもこした音が出ます。
新しい弦は、リンリンした感じです。高音も出ているので、新弦のほうが、音の立ち上がりの速さを感じやすいです。
部屋に居る人数が違う
大人数の会場でライブを経験したことがある方ならわかるかも知れませんが、リハーサルの時の音とライブの音が違う要因のひとつが、その空間に居る人数です。
人は低音を吸います。
リハスタジオでも、2人なのと、20人とでは、同じ音色を作っても違う感じに聴こえることがあります。
シールド、アンプが違う
シールドやアンプも、音の立ち上がりに影響します。
楽器との相性にもよりますが、私がよく現場で使うアンプで、
・アンペグ
・ギャリエンクルーガー
・トレイスエリオット
・フィル・ジョーンズ
・マークベース
などはストレスを感じません。
シールドでは
・ベルデン
・EX-PRO
・プロビデンス
・カスタムオーディオジャパン
など、「オススメは?」と聞かれたら答えています。
特にEX-PROのシールドの、音の立ち上がりの違和感のなさには、びっくりしたことがあります。
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アンプとの距離
だいたいアンプの近くで音を作ります。離れて聞いてみると、結構違います。
指弾きとピック弾き
アタック感がある方が、音の立ち上がりの速さを感じ易いです。その為、はじめのうちは、ピックの方が速い音の立ち上がりを感じることがあります。
アンプを通しているかいないか(ウッドベース)
ウッドベースの場合、アンプを通していない生音の方が、音の立ち上がりは速いです。
ジャズ系の音楽を演奏する場合、「ベースが前に出るように」とよくいわれます。
4ビートのベースラインでバンドのアンサンブルを”引っ張る”イメージです。
以下、少し前のめりを意識して弾きました。
対照的に、”タメ”気味に弾いた16ビート↓
アンプを使ったり、シールドやアンプが低性能なものだと、ピッキングから音のリリースまでに時間差が生じることもあるので、アンプやシールドを使う際は、自前のものを用意します。
音がいつもと違うなあと感じたら
1・ベースのつまみがフラットの位置にあるか(ハイになりすぎていないか、ローになりすぎていないか)確認。
2・アンプのつまみが全て「12時の位置」になっているか確認。エフェクターはとりあえずオフ。
3・バンドのサウンドに合わせて、まずマスターボリュームを調節
4・音が高いなあと思ったら「TREBLE」を削って「BASS」を上げ目に。
音が低いなあと思ったら「BASS」を削ってを「TREBLE」上げ目に。
これである程度は調整できると思います。詳しくは以下をご参照に。
それでも納得いく音ができない場合は?
メンバーに聞いてみましょう。リハーサルや本番には時間制限があります。
もし思い通りの音が作れなくても、最終的に周りがベースラインをわかればそれでよしです。
どうしても納得行かない部分は、個人練習でスタジオに入るか、指導者に聞いてみてもいいでしょう。
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