「ドラムのキックを聴きなさい」
「レガートを意識して聴きなさい」
「もっと周りの音を聴きなさい」
みんな、いろいろいいます。
しかし、周囲の音に囚われ過ぎで、肝心な自分の弾いていベースラインをミスしてしまったら本末転倒です。
周りの音を聴けるようになる為には、同じ曲を100回やることが大切と考えています。
このページの目次
同じ曲を100回やることの大切さ
同じ曲を100回やることの大切さは、曲を身体に染み込ませることです。曲が身体に染み込んでいると、余裕が生まれます。余裕が生まれると、周りの音に俊敏に反応出来ます。
余裕が生まれていない状態は、「ベースしか見えていない状態」。余裕が生まれている状態は、「アンサンブル全体が見えている状態」だと思っています。
ベースしか見えていない状態
先日、ジャムセッションで「Littele P`s poem」という曲を演奏しました。黒本1に掲載されている曲ですが、殆ど初見に近い曲だった為、スムーズなソロ、ウォーキングベースラインを作ることに難儀しました。自分の個人プレイにてこずっている、ベースしか見えていない状態です。
アンサンブル全体が見えている状態
次に演奏した曲が、「All the things youa are」でした。セッションで100回、200回と演奏してきた曲です。心に余裕を持ち、他のソロプレイヤーのアドリブに反応しながら、アンサンブルを楽しみました。
考えないで弾ける状態
100回、200回と同じ曲を演奏することで、「考えないで曲を弾ける状態」になります。
日常で考えないでも出来るものに以下のようなものがあります。
・呼吸
・日本語での会話
・箸を使った食事
・難しくない書籍の読書
・パソコンのタイピング(ビジネスマンの場合)
しかし、以下のケースでは「考える」ことが必要になります。
・日本語以外の会話
・箸を使った食事(外国人の場合)
・古文や英文の読書
・パソコンのタイピング(機械オンチの人の場合)
考えているうちは、その動作を行う事にのみ夢中になり、他の情景、情報をキャッチすることが難しくなります。
朝、隣のおばちゃんと世間話をしていても小鳥の鳴き声は聴こえてきますが、隣のおばちゃんが外国人だったら、会話することにいっぱいいっぱいで、小鳥のさえずりは聴こえてこないです。
優雅に読書をしながらクラシックを聴いていても、古文や難しい英文を読んでいれば、「読むこと」にいっぱいいっぱいで、クラシックの旋律は響いてきません。
いっぱいいっぱいでは、周囲の音を聴くことが出来ません。100回200回曲を弾けば、曲は覚えられます。「曲を覚えていない」という不安要素が解消されるので、安心して周囲の音に耳を傾けられるのです。
正の字を書いたアナログ練習法
100回練習する為には、「正の字」を書いたアナログ練習が一番効率的かも知れません。
譜面を見ないで、どのテンポでも弾けるようになれたら、「曲が身体に染み込んできた」ということになります。まさに「イヤというほど練習」の状態です。
痛くなったら辞めて
何回も同じフレーズを繰り返すので、飽きは出てきます。練習は常に心がフレッシュな状態で臨むことが大切です。定期的に録音して聴き返したり、こまめな休憩を取りましょう。また、痛くなったら無理矢理続けないことをお勧めします。腱鞘炎の原因となります。
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【編集後記】
スキニーが色落ち激しくなってきたので、新しいものを探しに昨日はレッスンの合間に吉祥寺をウロウロ。
因みに、今履いているのがユニクロのレディース26インチなのですが、これがいちばんしっくりきたのです。
長州力みたいなパッツパツスキニーを探しているのですが、3件ほど探してもなかなか理想に巡りあえずでした。
ゴールデンウイークの街が混む前に理想のもの見つけたいなあ。
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